一般家庭での所有が急速に拡大している掃除機と言えばダイソンに代表されるコードレスクリーナーと、アイロボットに代表されるルンバです。
どちらも欲しい家電ですが、最低でも3万円前後することから、あなたもお悩みのように、なかなか購入に踏み切れない人が多いようです。
それぞれの良さやメリットを知りたいと調べていくと、比較的新しい家電であることから、いろいろ疑問も沸いてくるのも事実。
今回はルンバに焦点をあて、所有者の視点から私も購入前に気になっていた疑問を解決していきます。
目次
- 1 ルンバ購入に踏み切れない人が知りたい10の疑問を解決!
- 2 疑問その1:ルンバの吸引力は強いの?
- 3 疑問その2:ルンバで髪の毛やペットの毛も取れる?絡まない?
- 4 疑問その3:ルンバは掃除残しはないの?
- 5 疑問その4:ルンバは障害物があると使用できないの?(床にモノは置けないの?)
- 6 疑問その5:ルンバの音はうるさいの?(ルンバの騒音)
- 7 疑問その6:ルンバのお手入れはどうなっているの?
- 8 疑問その7:ルンバのバッテリーは寿命が短いって本当?
- 9 疑問その8:ルンバのバッテリー交換方法と金額は?
- 10 疑問その9:ルンバ並行輸入品とバッテリーの互換品は大丈夫?
- 11 疑問その10:ルンバの修理はどうすれば良いの?
ルンバ購入に踏み切れない人が知りたい10の疑問を解決!
ロボットなんかがまともに掃除するわけにゃい。だまされてるにゃ!
その難題、名探偵ピョナンがぴょぴょっと解決するピヨ。
結論から言うと「ルンバは主婦の家事負担を大幅に減らす費用対効果に優れた家電」だピヨ!
但し、ルンバのメリットを最大限活かすために600シリーズ(3万円台のエントリーモデルたち)はおすすめしません。そのため、800シリーズ以上を基本にお答えしていきます。
ルンバ購入前に知りたい10の疑問
- ルンバって吸引力は強いの?
- 髪の毛やペットの毛も取れる?絡まない?
- 掃除残しはないの?
- 障害物があると使用できないの?(床にモノは置けないの?)
- 音はうるさいの?
- お手入れはどうなっているの?
- バッテリーの寿命が短いって本当?
- バッテリーの交換方法と金額は?
- 並行輸入品とバッテリーの互換品は大丈夫?
- 故障したら修理はどうすれば良いの?
って、こんな感じだワン。
疑問その1:ルンバの吸引力は強いの?
掃除機の吸引力は、「吸引仕事率」として、強さをW(ワット)で表し、空気を吸い込む力を比較する上での目安になります。
ただし、これはゴミがどのくらいとれるかを表したものではありません。ゴミを取り除く能力は、吸引力とヘッド(床ブラシ)の性能の組み合わせで決まってくるからです。
一般的に、紙パック式掃除機の吸引仕事率は500~600W、サイクロン式掃除機は200~400Wとなっています。
それは吸引仕事率には世界での統一規格がないということも関係しているんだピヨ。
それでもロボット掃除機の中で吸引力ナンバー1を売りにしている「ダイソン360eye」は20Wと広く知られており、他のロボット掃除機の4倍を謳っていることから推察すると、ルンバをはじめとする通常のロボット掃除機の吸引仕事率は5W~10W程度であると考えられます。
と、言うことは、ロボット掃除機はやっぱダメだってことなんですか?
通常の掃除機と比較して吸引仕事率だけ見れば10分の1にも満たない吸引力ということになるんだけど、ゴミの除去能力は吸引力とヘッドの性能の組み合わせであることと、ロボット掃除機所有者の多くの方が「掃除機をかけたあとにロボット掃除機を使用したら結構ホコリが取れた」と実感しているように、単に吸引力だけで掃除能力を決定づけられないピヨ。
我が家は週3回(1回あたり60分)稼働させておりますが、1週間でこれくらいは取れます。(テーブルから落ちた食べ物カスやホコリ、髪の毛など)
どこにこんなにホコリやゴミがあったのか?お見苦しくてすみません・・・。
結論「吸引力は強いとは言えないがゴミ除去能力は充分すぎるくらいある」
疑問その2:ルンバで髪の毛やペットの毛も取れる?絡まない?
我が家にはペットがおりませんが、犬や猫などのペットを飼っている所有者の報告からも十分に取ってくれるとの声が多数あります。
また、人の髪の毛は洗面台周辺、鏡台周辺を中心に結構落ちていますから、我が家でも週に結構な量が取れます。
オイラの毛もちゃんと吸い取ってくれるとはなかなかできる奴だにゃ~。
<ルンバ公式サイトからの声>
「ホコリや髪の毛がたくさん。ルンバちゃんが掃除してくれた明かし。髪の毛すごい落ちているんだね。」
「室内飼いなので抜け毛や砂ぼこり掃除が大変でしたが、ルンバが来てからはお任せ。
抜け毛がローラーに絡まないように改良された800シリーズが気になっています。」「フローリング、カーペット、畳、いろいろな部屋で使ってみたけれど、どの部屋も自分たちで掃除するよりずっときれいになりましたね。
特にカーペットは違いが歴然!細かな抜け毛も見事になくなりました。普段ちゃんと掃除しているつもりだったのに、ダスト容器の抜け毛やホコリの量を見てビックリ。」
結論「ペットの毛や髪の毛もよく取れます!しかも毛が絡まりにくい」
ルンバのブラシは他の掃除機とは決定的に違う「エアロフォース」というゴム素材で作られた2本のローラーでゴミを集めてくれます。
ブラシタイプのローラーは特に女性の長い髪の毛などは絡まりやすいのですが、ルンバの800シリーズ以上はエアロフォースで髪の毛が絡まることはほぼありません。(我が家で1年以上使っていますが、今までに1度も絡まったことはありません)
冒頭で600シリーズ以下はおすすめしないと言った最大の理由はここです。
ブラシタイプは「髪の毛が絡まって取り除くのが大変!」と多くの所有者が報告しています。
ルンバの「エアロフォース」は髪の毛が絡まりません。
ここは他のロボット掃除機との優位性においては重要なポイントとも言えるでしょう。
疑問その3:ルンバは掃除残しはないの?
ルンバに限らず、ロボット掃除機の弱点として、隅(三角コーナー)に弱いことがあげられます。
それもそのはず、東芝のルーロを除けばほとんどが丸型なので、書き出しブラシはありますが、形状的に隅は届きにくいのです。
角のない平面な場所では概ねキレイに掃除をしてくれます。
900シリーズはカメラとセンサーを駆使し最先端のセンサーで自分の位置と部屋のかたちを高精度に分析し、清掃されていない箇所を効率よくナビゲーションします。
800シリーズは毎秒60回以上の状況判断を行い、40以上の行動パターンから最適な動作を選択し、同じポイントを複数回、しかもさまざまな角度から走行するのでお部屋をまんべんなく掃除します。
結論「隅(三角コーナー)はやや掃除残りが出るが、概ね全体をまんべんなく掃除してくれる!」
数十分かけて掃除機をかける手間を大きく省いてくれた分、自分の時間が持てるなんて素敵だと思いませんか。
疑問その4:ルンバは障害物があると使用できないの?(床にモノは置けないの?)
お恥ずかしながら、我が家はものが床に散らばっているワン。
だってまだ遊びたい盛りなんだワン。
足の踏み場もないほどモノが床に散乱している場合、残念ながらルンバは身動きできず停まってしまいます。
しかしどの家庭だって部屋には少なからず、ソファーやテーブル、椅子、テレビボード、ちょっとした床置きの荷物など結構モノはあるものです。
ソファーやテーブルなどの足回りや下はルンバが通る幅や高さがあれば、状況に合わせて考えながら動き、エッジクリーニングブラシが沿うように掃除してくれます。
公式サイト画像より
ソフトタッチダンパー機能によりセンサーが壁や家具などを感知すると自動的に速度を緩め、接触時のダメージを和らげながら掃除してくれます。
ただし、電化製品のコードや紐状のものは絡まってしまうケースがあります。
しかしコード絡まりなどの異常を感知するとブラシを逆回転し、絡まりを防ぐという優れた機能も備わっています。
結論「多少障害物があっても回避しながら掃除してくれます。」
あなたの部屋がまだゴミ屋敷化していないのであれば。
疑問その5:ルンバの音はうるさいの?(ルンバの騒音)
一般的な紙パック式の掃除機やサイクロン式は約70db前後~90db前後です。
一方でロボット掃除機はほとんど公表されていませんが、静かなもので50db前後~ルンバは90db前後と言われています。
つまり、静かなものでは若干ロボット掃除機に分があるものの、ほぼ変わらないと思って良いでしょう。
最近の掃除機はひと昔前に比べるとだいぶ静かにはなりましたが、如何せん吸引力を高めるにはモーターの回転数とも関わってくることもあり、静かとは言えないでしょう。
実際に我が家のルンバも近所迷惑になるほどの騒音ではありませんが、テレビの音が聞きづらいくらいの音量はあります。
夜間の起動はなるべくは避けた方が良いですね。
結論「ロボット掃除機は通常の掃除機よりは若干小さいと言えど、騒音量は通常の掃除機とほぼ変わらないと思ってください。」
と、言うことは、外出するときに稼働させれば騒音に関しては悩まされにゃい、そういうことだにゃ?
ルンバを使っている人は大抵は出勤後やお出かけ時に稼働させているピヨ。
にゃんだいち冴えてるピヨ!
疑問その6:ルンバのお手入れはどうなっているの?
ゴミがいっぱいになったとき、紙パック式の掃除機なら手を汚さずに捨てられて便利です。
サイクロン式は紙パックが要らず経済的ですが、ゴミを捨てる時に多少ホコリが舞ってしまうのが気になる方もいるようです。
ではロボット掃除機は?
ルンバを含むロボット掃除機のほとんどが紙パックがなく、どちらかと言えばサイクロン式と同じようにダストボックスを取り外し、溜まったゴミを直接ゴミ箱に捨てる方式です。
東芝のトルネオのように、中には充電ホームに溜まったゴミを回収するタイプも存在します。
話を戻しますが、ルンバには「ゴミフルサイン」という、ダストボックスがいっぱいになると点灯する機能がありますが、おおよそ週に5回前後でゴミが満タンになるので、ダストボックスからゴミを出す作業が発生します。
ルンバのダストボックスに溜まったゴミは逆さにしたり、振り落としたりしても多少出にくいようです。
私は週に1度、溜まったダストボックスを通常の紙パック式の掃除機で吸い取っています。
掃除機のゴミを掃除機で吸い取るとは変な話ですが、手も汚さずホコリも舞わず、一瞬でゴミを吸い出してくれて便利です。
ルンバ880以上は「エアロホース」というローラーなので、他の掃除機にあるようなブラシタイプではないため、髪の毛などが絡まることはなく、ほぼメンテする必要はありません。
結論「お手入れは週に1度程度ダストボックスのゴミを捨てるだけです」
疑問その7:ルンバのバッテリーは寿命が短いって本当?
ルンバの初期型の電池の寿命は約1年~1年半でしたが、その後3年、最新の上位機種(800、900シリーズ)では6年に改良されています。
確かに初期型は1年程度でしたから、短いと感じる方が多かったようですし、バッテリーもそこそこのお値段であったことから、ルンバは欲しいけど不経済かもしれないと購入をためらう方が多かったようです。
しかし現在では3年以上と寿命が延び、不満もだいぶ解消されています。
結論「初期型は1年と短かったが、現在では3年以上あり家電として極端に短い寿命ではない」
電池の寿命が短いという噂は初期型の事だったみたいだワン。
疑問その8:ルンバのバッテリー交換方法と金額は?
バッテリーはネットから公式サイトで注文できますし、アマゾンや大手家電店が運営するネットショップでも購入できます。
ルンバの機種により、使用するバッテリーは異なりますが、大きくはスタンダードな機種で約1万円、上位機種は1万2千円です。
上位機種は6年の寿命なので若干高いですが、スタンダードな機種は3年ですから結果的にはお得です。
家電店のネットショップなどではポイントが付くこともありますから、お得に購入できるところを選べば良いでしょう。
実際の交換ですが、一般的な家電と同様にドライバーでいくつかのネジを外すだけで難しいことはありません。
ちなみに電池はこんな形をしています。
結論「バッテリーは1万円程度でネット等で購入して自宅で交換できます」
疑問その9:ルンバ並行輸入品とバッテリーの互換品は大丈夫?
ルンバの並行輸入品(海外で使用することを想定され販売されているルンバ)は日本総代理店の商品よりも安いのが魅力で、ネット通販を中心に販売されています。
製造しているのはもちろんアイロボット社なので偽物ではありません。
しかし、安いからと言って飛びついたら思わぬ落とし穴が待っているようです。
そもそも海外で使用することを想定していたわけですから、海外の電気規格に適合するようにカスタマイズされています。
つまり電気規格の違いにより、電気系統の故障の原因となる可能性が否定できません。
また故障した場合、日本総代理店では修理を受け付けていないようです。
<公式サイトに寄せられたトラブル事例>
- 取り扱い説明書が日本語でないので分からない
- 修理依頼に対応してもらいない
- 修理費が高い
- 箱がつぶれていた など
ルンバのバッテリーについては、アイロボット製ではない互換品も多く流通しています。
価格も正規バッテリーの1/3程度と安いのが魅力です。
しかし、ここにも落とし穴はあります。互換バッテリーを使用している所有者から、まったく問題いとの投稿も多いものの、「中にはすぐに電池切れと表示される」、「正規バッテリーより数か月も寿命が短かった」などの報告もあるようです。
まだ寿命が短いで済めば良いのですが、液漏れなどでルンバ本体が故障してしまった場合、ルンバ本体の保証期間内であっても正規バッテリーを使用していなかったことで、保証の対象外となる可能性があります。
結論「長く使用したいなら、本体もバッテリーも必ず正規代理店の商品を購入すること。
並行輸入品などは購入時は数万円安いが、万が一故障した場合はそれ以上の代償を払う可能性が高いことを覚悟すること」
疑問その10:ルンバの修理はどうすれば良いの?
ネットなどを通じて購入したルンバが予期せず故障した場合、どこでルンバの修理をすれば良いか不安になります。公式サイトでは、「ルンバの修理をご希望の場合は、お近くの販売店に問い合わせてください」と案内されています。
具体的な販売店として「ケーズデンキ」「エディオン」「ビックカメラ」「コジマ」「ヨドバシカメラ」などの大手家電店が指定されていますので不便を感じることはないでしょう。
結論「修理の依頼は最寄りの大手家電店で受け付けてくれるので安心。ただし正規代理店商品に限る」
以上、ルンバ購入に踏み切れない人が知りたい10の疑問への回答でした。
あなたの悩みは解決できたでしょうか。
これならルンバも安心して買えそうだワン。
さてと・・・えっ?どこで買ったら得するんだ・・・?
手っ取り早くAmazonで買うにゃ!
最後に10の疑問に納得出来たらもう購入するしかないのですが、ではどこで買うか?
新たな疑問「ルンバはどこで買ったら一番良いのか?」
ルンバが優れた掃除機であることは使っている人に聞くのが一番なわけで、私も満足しているからここに訪れていただいた人におススメしたい訳です。
では、どこで買えばいいのか?
日本総代理店のホームページ?
ヤマダ電機などの大手家電店?
アマゾン?
楽天?
ずばり正解は「価格.com」で送料も考慮して安い、かつ利用者からが評価の高い信頼できるネットサイトがお得でしょう。
但し価格が価格なだけに信頼性を重視したいという人は公式サイトが無難です。
ちなみにルンバの公式サイトに「アウトレット」があることは意外に知られてないピヨ。
公式サイトの商品だから掘り出し物に出会えるかも知れないピヨ!【アウトレット 再生品】アイロボット ロボット掃除機 ルンバ 960【送料無料】【日本正規品】
それでも購入に迷っている方はこれしかない
最終手段として、ルンバをレンタルして試すしかないでしょう。
試してみれば必要なのかそうでないかは一目瞭然ですし、私のように大満足している人もいれば、思ったより良さを実感できない方もいらっしゃるかもしれません。
そうなってしまうと50,000円はえらい高い買いものとなってしまいますから、購入しないという判断が正解だと思います。
どうしても失敗したくないという方は、電化製品のレンタルでもルンバを取り扱いしており、最新の上位機種からお手頃価格の機種まで1週間6,000円前後でレンタルできます。
しかも送料は無料です。
しかし、私はレンタルをオススメしません。
すでに十分ルンバの性能と便利さをしっているので、6,000円出すくらいならルンバを買ってくださいと声を大にして言いたい。
最終結論「使っている人の評価やレビューを信じて購入するか、購入前にレンタルして自分で確かめる」
ルンバの良さを知ってもらい、あなたの家庭に1日も早くルンバがやってくるといいですね。
お掃除ロボットは解らないことばかりだワン。
この難事件を解決しないとルンバは買えないワン!