大学進学、新社会人、4月からの新生活スタートはもうすぐです。新居はもうお決まりですか?
この時期はまだ移動前のタイミングでいい賃貸物件を探すのは一苦労ですが、それ以上に今年は「引っ越しできない」事態に直面する人が増えることが確実視されているのをご存知ですか?
まさかの「引っ越し難民」はあなたかも
18年、大手新聞社の調べによると、この時期、3月後半から4月前半の国内大手の引っ越し業者の予約は取りずらい状況に陥っていることが判明しました。
また、4月の新生活までに引っ越しできない「引っ越し難民」が大量に生まれる可能性が高いことがマスコミで騒がれたのも記憶に新しいところです。
「いやいや、4月はいつだってそうでしょう」と軽く考えていると痛い目を見ます。
なぜなら2018年は27年ぶりにある事件?が起こったからです。
ネット通販の躍進で引っ越し業界がピンチ!
なぜネット通販が好調だと引っ越し業界がピンチなのか?
からくりはこうだ。
昨年の秋、宅配業界最大手のヤマト運輸が27年ぶりに運賃値上げに踏み切った。
ネット通販の急増により、配送現場はパンクし、慢性的なドライバー不足や長時間労働が深刻化、ドライバーの賃金や労働条件の改善に力を入れるためだ。
ヤマトに足並みを合わせるように他の大手宅配業者も運賃値上げを行い、宅配業界全体の職場環境の改善が進んでいる。
そうした状況において、宅配業界とならんでキツイと言われる引っ越し業界からの人員流出しているらしい。
つまり1年で一番忙しい3月・4月の引っ越しシーズンに引っ越し業者の人員不足がおこっているのだ。
春の上京に備えて3月中に引っ越しを計画したある男性は「4月上旬まで対応できない」との回答や、同じ地域への引っ越しにも関わらず、2月の初めに予約をした人と後半に予約した人では「倍以上の高い見積もりになった」という報告もあるようだ。
また人員不足意外にも長時間労働の抑制など、社会全体の働き方改革により、業界でも受注を抑制する動きもあるとの事。
頼みの学生アルバイトもキツイ仕事を敬遠しがちで、臨時の作業員募集に苦心することから時給を上げるなど、人件費確保の為に業務が集中する春の繁忙期に料金を値上げせざるを得ない事態に陥っている。
引っ越しピーク予想
全日本トラック協会のホームページでは、引っ越し予想カレンダーを作成し、混雑日を避けて分散引っ越しへの協力を求めています。
それによると3月24日(土)~4月8日(月)は特に混雑が予想されています。もしあなたが3月までに引っ越し完了を考えているのなら、今すぐにでも予約と見積もりをするべきです。
この事態を知り、多くの人が慌てだすのは必至。さらなる混乱にも巻き込まれないよう、「引っ越し難民」にならないよう、計画的に準備を始めてください。