年末の大掃除、家庭訪問、節目に訪れるお片づけですが、年中片づかないとお嘆きの方も多いことでしょう。
それはあなたが本当の整理収納を知っていないからです。
整理収納アドバイザーというお仕事があるのをご存知でしょうか?
どの家庭でも行う片づけですが、実はそれを生業にしている人たちがいます。
いわば片づけのプロです。
しかし、厳密に言えば、片づけと整理収納は違います。
プロの考え方と実践を学び、片づけ上手ではなく、整理収納上手になりましょう。
「整理」と「整頓」は違います
なかなか部屋が片付かない、すぐに散らかる人の多くは「整理整頓」のうち「整頓」しかしていないという共通点があります。
実際に整理収納アドバイザーの講座より学んだ実践法を紹介します。
しっかり整理整頓を理解し、少し考え方を変えることでおうちの中がキレイでしかも機能的に激変する可能性がありますので、少しお付き合いください。
「整理(せいり)」とは要らないモノを取り除く、またはいつもは要らないが必要な時にさっと取り出せる状態にすることです。
「整頓(せいとん)」とは散らかっているモノをきれいに並べる、片付ける状態のことです。
違いがわかりますでしょうか?
一見するとどちらもきれいに片付いてみえるでしょう。しかし、「整頓」はきれいに見えるように並べ替えることで見た目重視、「整理」とは見た目もスッキリ、さらに機能的にすることです。
私は「整理上手」と思っていても、ほとんどの方は「整頓上手」なのです。
整頓上手の落とし穴
整然ときれいに並べただけの整頓は次のような落とし穴があります。
- きれいに並べられているがモノの指定席を決めていない。⇒必要なモノがすぐに探せない。
- モノが減らず何かスッキリしない。⇒要らないモノもとりあえずしまい込む。
- 収納ケースが多くて部屋が狭い。⇒捨てることをしないからどんどんモノが増えていく。
- 「これ安かったのよ~だからたくさん買ったの」
- 「これ高かったのよ~捨てるにはもったいないわ」
- 「これもう売ってないのよ~とっておかないと」
- 「これ誰々さんからもらったのよ~捨てられないわ」
- 「これまだ使えるわ~なんともなってないし」
- 「これいくつあっても困らないし」
- 「これ何かに使えそう」
- 「これいつか使うはず」
- 「捨てるのはいつでもできるわ。とっておこう」
- 「押し入れにまだ入るわ・・・」
- どこにしまったかしら、あぁ・・・見つからないわ。
- これどこに片付けようか悩むわ・・・
- 詰め込みすぎてすぐに取り出せないわ・・・
- ないと思って買ってきたのにあったわ(二度買い)
- 買いためていたら賞味期限が切れているわ
- 入らないわ、収納ケース買わないと
あなたのモノは活きているか?
モノの本質を考えたとき、そのモノが活きているか?つまり必要なモノか考えることが大切です。
「暮らしを豊かにするモノ」、「大切なモノ」、「いつも使っているモノ」を厳選すること。
要らないモノは捨てるのではなく、適切に処分することから「整理上手」は始まります。
「捨てるのがもったいない」と聞こえてきそうですが、「使わない方がもったいない」と思いませんか?
「使えるモノ」と「使うモノ」は違います。モノも使われて活きてこそ価値があります。
使えるからとしまい込みがちになりますが、使わないことにはモノ本来の存在価値はないのです。
あなたが捨てられない「もったいない病」をチェック
もし、あなたがこれから紹介する事例にひとつでも心当たりがあれば、あなたは「もったいない病」に冒されています。
それ、本当に必要なモノですか?
気づかずに失っている時間とお金
先ほどのチェックリストで「もったいない病」が発覚してしまったあなた、気がつかないうちに時間とお金を失っていませんか?
そろそろ耳が痛くなって、この記事を見なかったことにしようとしているあなた、諦めるのはもったいないですよ。
次の記事では「こんまり」さんのように片づけ上手になる実践編をご紹介しますよ。
さぁ、一歩を踏み出してみましょう(笑)
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