自由研究のテーマは他の人と被らずに、しかも旬なテーマだと高く評価される可能性がありますね。
今日はあなただけに、日本では10名中1人くらいしか知られていないけど、世界的にはメジャーになりつつある「エシカル」なお買い物とマークを調べて自由研究にする方法をこっそり教えます。
環境をテーマにした自由研究はいろいろありますが、学校の先生もまだ知らない可能性が高い「エシカル」とその「マーク」を自由研究のテーマにしたら、お友達からも先生からも高評価がもらえますよ!
ちなみにこの自由研究は1日で完成します!
- エシカルについてわかる
- エシカルな商品調査を自由研究としてまとめる!
エシカルなお買い物とは?
まぁ、オイラも普段は魚ばかりで、めったに食べれないんだけどにゃ・・・エシカルゴ。
エシカルという言葉は「倫理的(りんりてき)」という意味で、エシカルなお買物とは地域や社会や環境に配慮してモノやサービスを購入することを意味します。
つまり、世の中の為になることを考えてお買い物や消費をしましょう、ということです。
これからの新しい消費のかたちのひとつとして注目されているエシカルなお買い物や消費を是非覚えておいてください。
国連が2019年の国連サミットで採択した「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」とも密接に関係するもので、これからの私たちの消費のスタンスを提起するものです。
地産地消、被災地支援商品などの購入
地元でとれた農産物を率先して利用すれば地域の農業の活性化につながります。
最近では海外からの農産物、畜産物、水産物の輸入も当たり前になり、価格が安いことからそれらを利用する人が増えています。
一方では日本の農業はどうなっているのか?
残念ながら衰退の一途をたどっています。
日本の農家の平均年齢をご存知でしょうか?
なんと66.8歳だそうで、後継者問題は日本全体の深刻な課題です。
多少高くても国産や地元のものを利用することで農家の生計を支え、安定した持続可能な農業へ貢献することができるんです。
また、東北や熊本では震災で甚大な被害を受けた生産者や製造業者は少しづつ復興を始めていますが、根拠のない放射能などの風評被害もあり、特に東北地方の農産物や商品を避ける人は少なくありません。
きちんと安全性が確認されたものであれば、それらを購入し続けることが無理のない継続した復興支援につながるのです。
公正な社会形成のための商品を購入
最近では一般的に聞くようになった「フェアトレード」商品がそのひとつです。
フェアトレードとは、開発途上国の原料や商品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」を いいます。
代表的な商品には「珈琲豆」や「紅茶」などがあります。
パッケージに下記のようなマークが記載されています。
環境保全に寄与できる商品を購入
最近ではコンビニのコーヒーや市販商品でも見ることが増えたカエルのマーク「レインフォレスト・アライアンス認証」を受けた商品、オーガニック(有機栽培)、エコマーク、MSC認証などが印刷された商品を利用することで地球の環境にやさしいお買い物をすることができます。
レインフォレスト・アライアンス認証
持続可能な(いつまでも続けられる)農業を営む農園で育てられた商品につけられる認証マークです。
このかわいらしい「カエル」のマークは、環境のバランスが崩れたときに、真っ先にいなくなると言われるカエルの存在によって生態系の状態を知ることができることから、トレードマークにされているそうです。
珈琲、紅茶、カカオ製品などについていることが多いようです。
MSC認証
MSCは海洋管理協議会のことで、漁業を持続可能にして、海を豊かにすることを目的にしています。
海のエコラベルとして知られ、魚の乱獲などを抑制し、海の資源を守ることに寄与する商品に認証マークをつけています。
RSPO認証
持続可能なパーム油のための円卓会議はパーム油の生産・製造・流通・消費を目的にしていて、適切に管理されたパーム油で作られた商品につけられる認証マークです。
パーム油は熱帯で育つアブラヤシという植物からとれる油で、日本で使われる植物油の4分の1を占めるといわれています。
マーガリン、即席麺、チョコレートなどの食品や、石けん、洗剤、化粧品などに幅広く利用されています。
FSC認証
FSCは森林管理協議会のことで、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的にしています。
適切に管理された森林資源で作られた商品につけられる認証マークです。
日本の年間の紙生産量と消費量は、ともに世界第3位、国民一人あたりの紙の年間使用料は210kg、なんとティッシュペーパー1,000箱以上です。
それらの原料の多くが海外から輸入された木材ですが、世界の森林は急速に失われつつあり、天然林は3.5秒ごとにサッカー場1面分が減少しているそうです。
エコマーク
一般的にも良く知られているリユース(繰り返し使用)やリサイクルできる商品につけられるマークです。
洗剤やシャンプーの容器詰め替えなどのリデュース(使用量削減)、バイオマス(植物性由来素材の利用)、リサイクル(再資源化・再生)など資源を無駄にしない取り組みです。
カーボンフットプリント
日本語に直訳すると「炭素の足跡」、つまり炭素は二酸化炭素(CO2)の事で、フットプリント(足跡)はその排出量の事です。
地球温暖化の原因とひとつといわれているCO2の排出量を削減するのは世界的な課題ですが、カーボンフットプリントマークでは、商品がその一生のうちに排出する温室効果ガスをCO2に換算した数値で表示したものです。
製造や輸送に関わることなど、さまざまなシーンでCO2は排出されているのです。
オーガニック
オーガニックは「有機」や「有機栽培」のことで、農薬や化学肥料に頼らずに土壌の力を生かし、環境の負荷をできるだけ少なくする農法です。
土壌はもちろん、近隣の環境へもやさしい農業をすることで、自然破壊のリスクを大きく減らすことができ、食べる人にとっても安心して利用できる商品となります。
他にもあるエシカルなマーク(認証)
その他にもエシカルに関係するマークがあります。
一例を挙げておきますので、ここからは頑張って調べて見てください。
- マリン・エコラベル・ジャパン
- asc認証
- J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)
- WFP国連世界食糧計画
- unicef(ユニセフ)
- 産地指定や国産など
エシカルについて自由研究にまとめよう!
さて、いよいよ本題ですが、これらのエシカルのマークや意味をどのようにまとめるか、アイデアを考えていきます。
まずは、エシカルのマークをあつめて、その意味やどんな商品についているかをまとめてみてはどうでしょうか。
エシカルマーク調査表の作成例
作成期間に余裕があれば、可能なら実際に商品を購入してパッケージを切り取り、表に貼り付けられたら良いのですが、時間やまとめ用紙のサイズスペースに余裕がない時は写真を撮って、それを貼り付けるなどの工夫をしてください。
自由研究まとめ方は簡単
表は出来上がりましたか?
後は全体のレポートを完成させるだけです。
エシカルマークがいっぱいあるお店
実はこのエシカル、冒頭でも日本人への認知度は10%未満であることから、商品をつくるメーカーでもこれから取り組むというところが多いのが現状です。
しかし、エシカルマークがいっぱい見つかるお店があります。
それは生協(コープ)のお店です。
安心安全な商品をたくさん取り扱っている生協のお店には、環境にも配慮した商品がたくさんありますので近くにあれば調査してみましょう。
まとめ:環境をテーマにエシカルとマークを調べは自由研究にピッタリ!
おっきなことは出来ないけど、自分たちにできることがいろいろ見つかりそうです!
お買い物で環境や生産者を守ることができるなんてスゴイ!
しかもエシカルしっている10名の1名になって最先端の人になった気分だピヨ。
今回の自由研究を通して、単なる宿題ではなく、環境や世の中のためになることがお買い物でもできることを知ることが出来たなら嬉しく思います。
エシカルは今後ますます広まっていく習慣になりますよ!
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