おうちがわからなくなったんですか?
いや、さっきまで自由研究の実験やってたんだけど、まとめ方がまったくわからにゃい!
自由研究のまとめ方のコツと、押さえるポイントさえ知っていれば簡単だピヨ!
- 自由研究の上手なまとめ方がわかる
- 具体的な書き方の例を確認できる
目次
自由研究のまとめ方にはコツがある
やっとのことで自由研究のテーマが決まって、さぁ始めようと思った時に、多くの人が立ち止まってしまいます。
具体的には何から始めたらいいの?
どうやってまとめたらいいの?
せっかくテーマが決まってもいっこうに進まないという人は、自由研究の完成図(最終的にどうまとめるか?)が見えていないからです。
また、実験まではなんとか終わったけど、これをどうまとめて良いかわからないと、どんどん時間だけが過ぎていって焦りからますます書けなくなります(涙)。
まとめ方に必要な5つのポイント
作文を書くときに「起承転結」を踏まえて書くという一定の型があるのと一緒で、自由研究にもまとめ方のコツとポイントがあります。
それを踏まえてから取り組むと、何をどう実験したり調べたりすれば良いのかが明確になり、最後の完成図が想像できるため、わかりやすく上手にまとまるだけでなく、完成までのスピードも格段にアップします。
押さえるべき5つのポイント
まとめをする際に必ず押さえておきたいポイントが5つあります。
逆にこれらのどれかが欠けてしまうと、何か物足りない、わかりにくいものになってしまうので、初めから意識して自由研究をスタートしましょう。
ここで差をつける!
自由研究は以上のポイントを押さえれば、見た目も良く、わかりやすくまとまりますが、一方で他のお友達とまとめ方が似てくる可能性があり、下手をすると面白みのないつまらないものになります。
そこで、力を入れたいポイントは、③のやり方や④の結果のまとめ方に自分なりの工夫を入れることです。
ここが自由研究でお友達と差をつけるポイントで、オリジナリティーがぐっと高まり、他の人が見てもワクワクするような自由研究になります。
でも、いったいどうやって力をいれるんだワン?
また後で説明するピヨ。
それでは、それぞれをもっと詳しく紹介します。
タイトルをわかりやすく書こう
「塩の実験」、「レモンの実験」、「税金の研究」
もしかして、あなたの自由研究にこんなタイトルを付けていませんか?
もちろん間違いではありません。
でも、タイトルを見ただけでは塩を使ったことなどはわかりますが、どんなことを実験したのか、何を知りたくて研究したかがわからないので、あまり興味がわいてきません。
具体的な書き方
正直に白状しますが、私も小学生の頃は、自由研究なんてとりあえずまとめれば良いと思っていたので、「カビの実験」、「朝顔の観察」のようなタイトルでした。
でも、苦労して作成した自由研究ですから、誰かに興味をもってもらえたらうれしくありませんか?
難しく考える必要はありませんが、実験の中身を少し具体的に加えてみるだけで印象が全く違ってきます。
何をしたかがすぐわかるように書く
先ほどのタイトルを少し工夫して、こんなタイトルをつけてみたらどうでしょう?
「塩の実験」→「不思議!塩でアイスをつくる実験」
「レモンの実験」→「レモンを使って牛乳をヨーグルトにする実験」
「税金の研究」→「10月から消費税が上がるとどうなるの?」
内容が同じだとしても、一番はじめに書いてあるタイトルが違えば、「何か面白いことが書いてそうだぞ」って思ってもらえます。
もちろん先生からの評価も高くなる可能性がありますよ。
大きく書く
また、タイトルは自由研究の一番はじめにくる顔ですから、大きく見やすく書くと全体のバランスが良くなります。
何をしたかもより伝わりやすくなりますね。
目立つように大きく書くといいピヨ!
取り組んだ理由やきっかけを書こう
「プールより海の方が浮きやすいのは塩水だからと聞いたので、塩について調べたくなった」
「レモンはなぜ酸っぱいのか疑問に思ったので調べてみた」
「テレビで消費税が上がると言っていた。そもそも消費税のことが良くわからないので調べてみようと思った」
どうして今回の自由研究をしようと思ったのか、選んだわけやきっかけを書きましょう。
きっかけに悩んだ時は?
そうだにゃ~、ピョナンの自由研究がよく出来ていたので真似したくなったからにゃ。
う~ん、真似るのは良いと思いますが、丸写しはよくありません。
自分でちゃんと実験して、自分なりの工夫、アイデアを加えていきましょう。
どうしてもアイデアが浮かばずに、図書館で自由研究のやり方を調べた人もいるでしょう。
その際は、「○○の本で紹介されていたので興味があったから実際に実験してみた」と書いても良いですね。
実験の予想や普段から疑問に思っていたことなどを書こう
実験する前に、どんな結果になるのか予想したり、どんな理由でそうなるのか、自分の考えを書いてみましょう。
「10月から消費税が上がると生活が大変になるからやらない方が良いと思う」
「牛乳にレモンを入れたらヨーグルトになると聞いたが、変わるのは味だけだと思う」
事前に予想を書いておくと、最後に「実験や調査を始める前は○○だと思っていけど、実験や調査をしたら△△であることがわかった」と感想を書くことも出来ます。
やり方や手順を書こう
自由研究をまとめる作業でも重要なポイントのひとつです。
ここを充実させると自由研究にボリュームが出て、少なくとも書くことがない、という悩みはなくなります。
材料や準備したもの
実験や研究をするために準備した材料もしっかり書いておきましょう。
あなたの自由研究をみて、やってみたいなと思ってくれるお友達が出てくるかも知れません。
そんなときに、準備するものが書いてあると親切ですよね。
手順を上手に書くコツ
実際に実験や研究を進めながら、やり方を簡単にメモしておいてください。
デジカメやスマホを持っていれば、メモ代わりに手順の写真を撮っておくと、後でまとめが楽になります。
気を付けておきたいポイントは、「他の人が見ても同じように出来るかな?」って考えながら書くと丁寧でわかりやすくなりますよ。
時系列で書こう
どのような実験をしたのか、時系列(順序よく)書いていきます。
①レモンを半分にカットする
②汁をしぼって○○にかける
③・・・
という風に、文章はひと行程ごとで短く分けて書きます。
①レモンを半分にして汁をしぼって、○○にかけます。次に・・・という風にダラダラと文章を長く続けて書くとわかりにくくなってしまいます。
イラストや写真を活用しよう
また、写真や手書きのイラストなどを入れる事で、文字だけよりもはるかにわかりやすくなります。
写真やイラストを見るだけで文字だらけにならずにすみ、読みたいなと思える自由研究になります。
実験や調査をわかりやすくまとめよう
実験や調査の結果は文字だけでなく、図や表を使うことでとてもわかりやすくなります。
その際にデジカメで撮っていた写真や手書きのイラストも活用しましょう。
表を作る
どんな実験でどんなことがわかったのかが書けるような表を作ります。
下記は「食品添加物の着色実験」をまとめる際の表の一例です。
写真を貼る
調査や実験結果が切り貼りできるようなものなら、そのまま貼り付けると良いでしょう。(例えば着色した毛糸、押し花など)
すぐにはがれないように、貼り付けるモノがちゃんと見えるように工夫しながらラップなどで包んでから貼り付けると長持ちします。
用紙に貼り付けられないようなものは、デジカメで撮影した写真を貼り付けましょう。
写真の代わりにイラストでもO.K.
写真も良いですが、イラストなど手描きでもオリジナリティーが出て、場合によっては写真よりも見やすくわかりやすくなりますのでおすすめです。
時間があればイラストも活用してみましょう。
わかったことを書こう
実験の結果や、調べてわかったこと、事実を書いていきます。
思っていた結果と違うかもしれませんし、何も変わらなかったかも知れません。
得られた事実をそのまま書いていきましょう。
理由を調べよう
実験の結果では、そうなった理由(わけ)があるはずです。
実験の仕方や実験したモノで違う結果が出た理由を考えてましょう。
ここが書いてあるかどうかで、研究の中身が深くなり、お友達の自由研究と差が出るポイントです。
なぜそうなったのか?
それを明らかにするのが自由研究の最大の目的でもあります。
理由を知ることで、自分の知識も増えていって、普段の生活や今後の学業にもプラスになることが多いので、めんどくさがらずに頑張ってみましょう。
理由がわからない時は?
図書館にいく時間がない場合は、インターネットで検索してもいいけど、しっかりとした研究機関などの情報を参考にするピヨ。
感想を書こう
いよいよ最後の仕上げに取りかかります。
取り組んだ感想や得られた結果から感じたことを素直に書いてみましょう。
何を書いて良いかわからない時は下記をヒントにしてみましょう。
- 難しかったことは?
- 面白いと思ったことは?
- 工夫したことは?
- 失敗したことは?
- はじめに想像していたことと同じだったのか、違っていたのか
新たな疑問などを書こう
今回の自由研究に取り組んで、満足した結果が得られた人もいれば、今ひとつ理解が難しかった人、今回の結果でさらに疑問が出た人がいるでしょう。
完璧に理解が出来なかった人も、新たな疑問が生まれた人も、今回ですべてやる必要はありません。
それらは、次回(冬や来年の夏)の自由研究のテーマとして取っておいてもいいですね。
次にチャレンジしたいことを書こう
今回わからなかったことの続きを掲げて(予定して)書いておくと、次回の自由研究でテーマに悩むことがなくなります。
もちろん、研究を進めていくうちに見つかった、別の新しいテーマがあるかも知れません。
次はこんなものを研究してみたいと書くとあなたの自由研究をまた見たい、読みたいと思ってくれるでしょう。
参考にした本などを書こう
もし、今回の自由研究を作成するにあたって、参考にした本などがあれば、本のタイトルや出版社の名前を書いておきましょう。
あなたの研究に対する信頼(安心して参考にできる)が高まります。
まとめ方の一例
自由研究の上手なまとめ方はすべて紹介しました。
押さえるべきポイントをしっかりかけば、どんなテーマを選んでも応用できます。
あと少しでコツがつかめそうなんですが、もう少しヒントがほしいワン。
オイラはわかってるけど、ほれ、ピョナン、ワンダー警部に教えてあげるにゃ。
にゃんだいちもまだ自信なさそうだピヨ。
わかったピヨ。
具体的にまとめを作成すると基本形は次のような形になるピヨ。
あなたのアイデアを取り入れよう
押さえるポイントを意識しながら、あなた独自のまとめ表を作ることができればお友達の自由研究とはまた違って興味をもってもらえるでしょう。
時間に余裕があれば、取り組むテーマにあったまとめ方を考えてみましょう。
型にはまらないまとめ方にチャレンジすることで、あなたの想像力を高めることにもつながります!
レモンの実験の自由研究のまとめ例
レモンを題材に実験した自由研究のまとめ例です。
あくまで例なので、今回学んだポイントを押さえて順序よく書き足してみてください。
まだテーマが決まっていない人は1日で出来るのでおすすめですよ!
賞味期限の自由研究のまとめ例
これは食べ物の賞味期限をテーマにした自由研究の例です。
実験まではめんどうだけど、それに近いことをしたいという人におすすめですよ!
消費税の自由研究のまとめ例
いよいよ消費税が10%に上がります。
お母さんと一緒に取り組めば、家計も節約にもつながる一石二鳥の自由研究ですよ!
自由研究まとめ方のおさらい
長くなってしまいましたが、これで自由研究の上手なまとめ方は終了です。
あとは、実験を実際にスタートしていきましょう。
まとめは自由研究の設計図でもあるんだにゃ。
ただ、はじめからまとめを完璧に設計しようとすると、逆に時間が掛かって実験に取りかかれないこともあるから、だいたいのイメージでいいピヨ。
僕のように、実はまだテーマが決まっていないという人はテーマの選び方の記事を参考にするといいワン。
自由研究のまとめ方、あなたの悩みは解決できましたか?
今年の自由研究はパッと終わらせて思いっきり遊ぼう!
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あれがこうにゃって・・・、う~ん、やっぱりわからにゃいなぁ・・・。